塗装が劣化する原因とは?劣化の放置はトラブルの原因になる?

公開日:2022/03/15  最終更新日:2022/04/13


外壁塗装について考えるうえで、劣化は避けて通れません。外壁の状況を確認すれば、適切な補修方法、対応方法が見えてきます。ここでは、塗装が劣化してしまうのはなぜか、塗装劣化の段階、劣化状況に合わせた補修方法について解説していきます。外壁塗装の劣化について興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

塗装が劣化してしまうのはなぜ?

塗装が劣化してしまう理由として挙げられるのが、太陽光と汚れです。太陽光は紫外線によって、塗装を変質させます。汚れは塗装に付着し、耐久性を低下させます。建物の立地条件によっても、外壁塗装の寿命は大きく変化します。

海に囲まれている日本で多いのは塩害です。海水に含まれる塩分が風で運ばれ建物に付き、外壁塗装が劣化しやすくなります。当然、塩害による影響は海に近いほど受けやすくなります。海から5km圏内は何かしらの対策をしておかなければ、通常より早いスピードで塗装が劣化してしまうでしょう。

これは外壁塗装に限ったことではなく、車の塗装、室外機、住宅の屋根などあらゆるものがその影響を受けます。台風のあとにはとくに海からの塩分が多く付着し、劣化を早めます。台風が通過したら、軽く水で流すなどの対策が必要になります。定期的にお手入れをしているかどうかも、外壁塗装の寿命を左右する要素です。外壁塗装は単なる塗料ではなく、防汚性、遮熱性、防水性といった機能によって、劣化が進むのを抑えています。

それぞれの塗料に特徴があり、得意な部分、苦手な部分があります。手入れが行き届いているのであれば、外壁塗装は本来の機能を発揮しながら劣化を抑えることができます。きれいな状態をキープしておけば小さな変化や、何かしらの不具合がある場合にも見つけやすいでしょう。

逆に手入れをせずに放置していると、機能性が発揮されないどころか劣化しやすくなります。外壁塗装を長持ちさせ、機能をしっかりと機能させるには、普段のお手入れが非常に重要なのです。日頃の手入れは柔らかいモップやスポンジを使い掃除しましょう。高圧洗浄機を使用するのもよいですが、優しく吹きかける程度にしましょう。とにかく、外壁を傷つけないよう丁寧に作業することが大切です。

塗装の劣化には段階がある

外壁塗装の劣化には段階が存在します。変色・艶消えが見え始めるのが築3年を過ぎたくらいからで、外壁塗装に使用されている部材の変質が始まっていることを指します。チョーキングが見えはじめるのが築6年を過ぎたくらいからで、外壁塗装の機能が衰えて、耐久性が下がるとチョーキングが発生します。

コケやカビが発生し始めるのも、一般的に築6年を過ぎたくらいからで、外壁塗装の機能が働かなくなるとコケやカビなどが繁殖しやすくなります。ひび割れが見え始めるのは築7年を過ぎたくらいからで、経年劣化や耐久性の欠如により現在の状態が保てなくなり、ひび割れが発生します。

剥がれが見え始めるのが築10年を過ぎたくらいからで、ひび割れで止められなくなると、広範囲に剥がれが発生します。一般的に外壁塗装の寿命は10~20年といわれています。10年たったら寿命といわれるのは外壁の塗料の寿命が10年程度のものが多いからです。外壁塗装の寿命は、塗料の種類によって差が大きいのが特徴です。

上記のように一般的には約10年といわれていますが、比較的安価なアクリル塗料など4年~8年ほどと10年持たないこともあります。遮熱系塗料、無機系塗料、フッ素塗料の寿命は15年~20年と長めです。選ぶ塗料によって寿命が2倍以上違うこともあるため、塗料選びの際はコストだけでなく寿命もチェックするようにしてください。

ほかにもコストパフォーマンスのよいウレタン塗料は6年~10年、汚れや色落ちに強いシリコン塗料、ラジカル系塗料は8年~15年、防水性に優れるピュアアクリル塗料は12年~15年といわれます。高性能な光触媒塗料の寿命は20年程度です。自宅の外壁に使われている塗料がどの塗料かわかっていれば、おおよその塗り替え時期を判断できるでしょう。

劣化状況に合わせて補修方法を選ぼう

軽微なひび割れや部分的な外壁塗装のはがれについては、部分補修が可能です。費用が最小に抑えられ、建物自体の劣化も抑えられます。半面、補修した部分が目立ってしまうことがあります。気になる方は、全面の塗り替えをすることをおすすめします。

外壁自体も劣化しているなど、大きく劣化が進行している場合、塗り替えでは補修できません。その場合は、重ね張り、張り替えをすることになります。重ね張り、張り替えは、雨水が外壁材の中に浸入してしまっていたり、外壁に欠損や反り、割れなどがあったり、外壁材の使用年数が30年以上などの場合に行ないます。

 

塗装が劣化してしまうのはなぜか、塗装劣化の段階、劣化状況に合わせた補修方法について解説してきました。外壁塗装は状況に合わせて適切な対応をする必要があります。塗装の補修対応が遅れると、建物自体の劣化を早めたり、不具合が発生したりとよいことがありません。劣化の兆候をできるだけ早く察知し、すぐに対応することが重要です。ご紹介した内容を外壁塗装補修の指針にしてみてください。

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