• 静岡で平屋一戸建てを建てたい!デザインや間取りのポイントとは

  • 公開日:2022/11/15


平屋と聞くと、昔ながらの日本家屋をイメージする人も多いのではないでしょうか。近年ではおしゃれなデザインの平屋も登場し、また機能性も格段にアップしていることから若い世代の家族にも人気があります。そこで今回は、静岡で平屋一戸建てを建てるときの注意点や間取りを考えるポイントについて解説するので、参考にしてみてください。

平屋一戸建てのメリット・デメリット

おしゃれかつ個性的な平屋に憧れる人も多いでしょう。実際に平屋の建設を考える際には、メリットとデメリットを抑えておく必要があります。

平屋一戸建てを建てるメリット

2階がない平屋は、生活動線がシンプルかつコンパクトになります。1階で洗濯した洗濯物を2階まで持って上がって干すといった労力を生まないので、家の中をスムーズに行き来できます。

次に、ワンフロアで家族全員が暮らしているので、自然と家族感の距離が近くなります。お互いに顔を合わせる機会も多くなるので、家族のコミュニケーションが増えるでしょう。

また、平屋は上階の荷重がないので、どっしりとした構造で耐震性がアップします。家自体の高さがなく敷地面積が広いので、台風時など強風の影響も受けにくいのが特徴です。平屋は2階がない分、外壁塗装などで足場を組む必要がなく、2階建てに比べてメンテナンス費用が抑えられます。

ワンフロアなので空調も効率がよく、光熱費の節約にもなるでしょう。天井の高さは法律で決められていますが、平屋は2階部分がないため、天井の高さの自由度は高いです。そのため、空間を最大限に活かして機能的かつ個性的なデザイン性の高い家が実現できるでしょう。

平屋一戸建てを建てるデメリット

平屋はワンフロアに家族全員が生活できるスペースを確保しなければいけないので、2階建てよりも広い敷地が必要になります。広い敷地を確保するということは、そのぶん固定資産税も高くなるということもあわせて覚えておきましょう。加えて平屋は2階建ての2倍程度には延べ床面積が大きくなります。そのためコストがかかる基礎や屋根の工事範囲が2倍近く広くなってしまい、2階建てより工事費用が高くなりがちです。

また、豪雨が多い地区では、床上浸水のリスクについて考えなければいけません。平屋の場合、床上浸水したときには2階へ逃げる垂直避難ができず、家全体が水浸しになってしまうからです。

さらに、平屋はどうしても生活空間に人の視線が届きやすいです。建築する際に、人の視線を遮る工夫をしてプライバシーを守る必要があるでしょう。高さのない平屋では不審者が侵入しやすくなるので、しっかりとした防犯対策が必要です。周囲に高い住宅が多い場所に平屋を建ててしまうと、日当たりや風通しが悪くなる可能性もあります。設計する際には、中庭を作ったり家の形をL字型にしたりするなど工夫が必要です。

平屋一戸建てを建てるときの注意点

平屋のデメリットは、前述した通りです。平屋を建築する際には、災害や防犯面に配慮しつつ快適な住環境を作り上げなくてはなりません。中庭を作って外壁の窓をなくすなど、たっぷりと日差しをとりこみつつ防犯レベルを上げる工夫が必要になります。

そして平屋は地震や強風には強いですが、水害に弱いというデメリットがあります。ハザードマップを見ながら、水害の多い地域での平屋の建設は避けましょう。また、平屋は家族間のコミュニケーションが取りやすいというメリットがありますが、逆にいえば個人のプライバシーが確保しづらいということになります。家族ひとりひとりのプライバシーを守るために、間取りの工夫が必要です。

平屋一戸建ての外観デザインや間取りを考えるときのポイント

まずは外観のポイントですが、屋根の高低を考えましょう。平屋は2階建てに比べて屋根の形が目につきやすいです。低い屋根は日本家屋風に、高い屋根は洋風に見えるなど、屋根の形にこだわることで家全体のイメージが印象付けられるでしょう。

そして平屋は敷地面積が広いため、内部の日当たりや風通しが均一にはなりません。日当たりのいい場所は家族が集まるリビング、風通しのいい場所は洗濯物の干し場に割り当てるなど、間取りはよく考える必要があります。そのほか、家の中に吹き抜けを作って風通しをよくしたり、中庭を作って日差しを取り入れたりするなど、家のどこにいても快適に暮らせる工夫をするとよいでしょう。

次に間取りですが、生活に欠かせない動線をしっかり考慮しなくてはなりません。たとえば洗濯を回しながら料理をして、合間にお風呂掃除をするなど、一連の家事をノンストップで行える回遊式の間取りにするというのもひとつの方法です。平屋にするとどうしても収納場所が少なくなってしまうので、屋根裏収納にするなど収納面も工夫したいポイントのひとつですしょう。

まとめ

平屋はアイデア次第でおしゃれかつ個性的な家づくりをできます。その反面、日当たりやプライバシーの確保など、2階建てとは違った問題に直面することもあるかもしれません。長く住み続けるためにも、専門業者と相談して外観や間取りの工夫をすることで、快適な空間が手に入るでしょう。静岡で平屋の一戸建てをお考えの人はぜひ参考にしてみてください。

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