ドローンの外壁診断は本当に信頼できる?メリット・デメリットを解説!

公開日:2022/01/01  最終更新日:2022/01/31

外壁の状態を把握し、修繕やメンテナンスが必要かどうかを判断する「外壁診断」ですが、近年ではドローン技術を採用した新しい診断方法が導入されています。ドローンの強みである高解像度画像による正確な診断が可能ですが、ドローン機器ならではのデメリットもあります。今回は、ドローンを使用した外壁診断について詳しく解説します。

外壁調査に有効なドローン技術

近年、建築現場や農業などさまざまな分野で活躍を見せているドローン技術ですが、外壁調査においてもドローン技術の導入が注目されています

通常の外壁調査では足場の設置から始まり、作業員が目視や打診(専用の道具で外壁を叩き、その音で状態を判断する方法)によって外壁の診断を行います。また、赤外線カメラを用いて画像分析することで外壁の異常を発見する方法もあります。

この場合は地上から作業を行うことが可能ですが、点検対象部分によっては真正面から捉えることが難しいため、全ての範囲を正確に診断するのは難しいです。それでは、ドローン技術を用いた外壁調査にはどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、4つのメリットをご紹介します。

コストが抑えられる

地域や業者にもよりますが、通常足場を組むだけでも1020万円ほどの費用が必要となります。ドローン技術を導入することで足場を組む必要がなくなり、高所作業車などの調達も不要となります。

スピーディーに作業が終わる

ドローン技術を用いた外壁診断では、現場での作業は基本的にドローンを外壁に沿って飛ばすだけなので、スピーディーに作業が終了します。

調査の質が高い

外壁診断に使用されるドローンは高解像度のカメラが搭載されているため、精度の高いデータを取得することが可能になります。小さなひび割れや膨らみ、雨漏りがあればその原因まで特定することができたりと、質の高い調査結果を得られるのです。

安全面に優れている

作業員が足場に登って起こる事故はとても多く、外壁診断にはリスクがつきものとなります。しかし、ドローンを使用することで高所での作業がなくなり、作業員は地上にてドローンを操作するのみとなります。その点から、ドローンの外壁診断は安全面に優れているといえるでしょう。

ドローン調査は良いことばかりではない?

ここまでドローンを用いた外壁診断のメリット・有効性について記述しましたが、ドローン診断にはデメリットもあります。ここでは、ドローン診断のデメリットを3つ解説します。

天候条件が悪いと作業できない

ドローンを用いた外壁診断では、外壁が乾いた状態でなければ正常な調査が行えません。また、強風時にはドローンを飛ばせないこともあるため、天候条件が悪いとスケジュールを後ろ倒しせざるを得ないのです。

場所によってはドローンの使用ができない場合も

隣接する建物との距離が近すぎる場合や国の重要施設などの周辺では、ドローンを飛ばすことができません。調査したい対象の建物の立地によっては、ドローン調査自体が不可能なこともあります。

打音点検ができない

ドローン調査は非接触での診断となるため、調査員が打診するように「音」による判断ができません。たとえば「タイルとモルタルは接しているが、しっかりと接着していない」というようなケースでは、打診調査であればその事実を判断できますが、ドローンによる診断では判断できません。

ドローン診断はその精度がメリットでもありますが、建物内部の状態を全て正確に把握するのは難しいのです。建物の状態によっては、ドローン診断よりも作業員による調査を薦められるケースもあるでしょう。

メリット・デメリットをよく理解して依頼しよう

ドローン診断は作業効率性に優れており、コストの削減も叶う有効な方法であるといえます。一方で、天候状況や建物の状態によっては調査自体が行えなかったり、内部の状況を判断できなかったりといったデメリットもあります。また、ドローン診断が有効であるかどうかは、対象となる建物の状態や点検の目的によっても変わってきます。

ドローン外壁診断を行っている業者に問い合わせて現状を伝えることで、ドローン診断をすべきか、従来の方法が適しているのかを判断してもらえるでしょう。このあたりを自分で判断するのは難しいため、ドローン診断を希望する人は、まずは業者に連絡してみるのが良いですね。メリット・デメリットをしっかりと理解して、納得できる方法で外壁調査を依頼してください。

 

今回は、ドローンを用いた外壁診断のメリット・デメリットについて解説しました。従来の方法と比較して安く・素早く・正確に診断が行えるドローン診断ですが、天候状況や立地の問題など、ドローン機器ならではのデメリットもあることが分かりました。外壁の状態によっては内部の状況まで正確に把握する必要があり、ドローン診断が適さないケースもあります。業者に問い合わせて確認し、最適な方法で外壁診断を依頼しましょう。

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