外壁塗装には火災保険が適用される?申請の流れも確認しよう

公開日:2021/12/01  最終更新日:2021/12/23

外壁塗装には火災保険が適用されると聞いたことはありませんか。外壁塗装には100万円前後の費用がかかるため、火災保険が利用できれば嬉しいですよね。そこで今回の記事では、外壁塗装に火災保険が適用される条件や、申請のながれについて解説します。チェックしてみてください。

外壁塗装には火災保険で対処可能?

火災保険=火事による被害、というイメージがありますが、実は火事以外の災害でも適用されます。そもそも火災保険とは、火災や台風、豪雨、豪雪などの災害、盗難などで住宅や家財に損害が生じた際に備える保険の総称です。

火災保険は火事による損害のみに備える保険ではありません。住宅火災は年々減少傾向にあり、火災だけを対象とした保険だとすると、なんとも割に合わない商品です。実際、火事に遭う確率は低く、親戚や友人を含めてもあまり聞いたことがないのが現実でしょう。

高い費用を払って加入している火災保険のため、契約内容を把握し、積極的に利用すべきです。火災保険の利用回数に制限はなく、適用条件さえ満たせば何度でも利用できます。

また利用回数が増えても、保険料は上がりません。自動車保険は利用回数が等級に影響を与えるため、事故率が高いと保険料が高くなりますが、火災保険は保険料が上がりません。

しかしすべての外壁塗装に火災保険が適用されるわけではなく、経年劣化による塗り替えや補修は範囲外です。あくまでも、災害による損害を補修するための工事に限ります。保険金目的で「無料で外壁塗装できます」と近寄る悪徳業者も存在するので、騙されないようにしてください。

また、日本は地震大国ですが、地震は火災保険の対象外です。地震による火災も、火災保険の対象外のため注意してください。

火災保険が適用される条件とは

まずは火災保険が適用になる条件を確認しておきましょう。大前提として、外壁や屋根の破損が災害によるものでなくてはいけません災害とは台風、豪雪、豪雨などです。

近年では水害で大きな被害を受けた住宅も多くなっていますが、洪水や高潮による水害はプランによって適用されるか変わってきます。オプションで選択する火災保険もあるため、対象どうかは保険会社に確認してください。

・台風の強風を受けた飛来物で外壁にキズが入った

・竜巻で屋根が吹き飛ばされた

・豪雪で一部の屋根が破損した

このようなケースは火災保険が適用になりますが、被災から3年以内の申請である必要があります。これは保険法第95条で規定されている時効消滅に当たります。

工事の後であっても、被災から3年以内であれば申請は可能です。工事から3年以内ではないので、実際に被災した日をよく確認しておきましょう。

また、火災保険には免責金額という基準があります。免責金額とは、「基準となる金額以下の補修は自己負担になる」というルールです。免責金額は保険の契約内容によって異なりますが、20万円が平均的です。この場合では20万円を超える部分のみ、保険金が支払われます。

火災保険の申請の流れとは

ここからは火災保険に申請する際の流れを紹介します。

・保険会社に連絡し、書類を入手する

・現状を確認してもらい、見積書を提出してもらう

・必要書類を準備し、保険会社へ送る

・鑑定人による自宅調査後、受給の可否と受給金額の決定

・保険金が支払われる

被災による外壁・屋根の破損が確認されたら、まずは保険会社に連絡し、住宅に損害を受けたことを伝えましょう。担当者が請求に必要な書類を用意し、送付してくれるでしょう。

書類の到着を待つ間に、専門業者に破損状況を確認してもらう必要があります。素人の判断では、本当に被災が原因か、補修が必要かはわからないからです。

破損状況の確認が終われば、見積書の作成と、被災部分の写真撮影をお願いしましょう。この「見積書・被災した箇所の写真・保険金請求書」3点をセットにし、保険会社に提出してください。

保険会社は申請の内容を確認後、鑑定人を派遣します。鑑定人は被害の状況を確認し、保険金の支払い対象かどうか審査を行います。

火災保険の適用対象と判断されると、保険金の受給が決定。後日、指定した銀行口座に振り込まれます。とくに難しい手続きはありませんが、被災で日常生活にも影響がある場合には負担を感じるでしょう。

塗装業者に丸投げしたいと考える人もいるかもしれませんが、保険金の手続きを代行してもらうことは法律で禁止されています。しかしサポートをお願いすることは可能です。

不明点があれば、塗装業者に聞いてみましょう。保険会社に問い合わせるよりも、親切でスピーディーなことがあります。

 

台風や豪雪による被害で外壁塗装をした場合、火災保険適用の可能性があることがわかりました。火災保険が適用されると、金銭的な負担が軽減されます。すでに工事が終了した人も、被災から3年以内は申請が可能です。加入している契約内容を確認し、保険会社に相談してみましょう。諦めるのはその後でも遅くありません。

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