公開日:2020/12/15
「家を建てるのは一生に一度の大きな買い物なので、しっかり知識を蓄えてから建築したい」このような思いを抱えている方は多くいるでしょう。そんなときはハウスメーカーの工場見学に足を運んでみるのがおすすめです。工場見学では実際に現場で建てられる建築資材の安全性を確かめたり、いろいろな実験を見たりすることできます。
ハウスメーカーは各自で自分の工場を持っています。なぜなら、メーカーごとで建築工法が違うからです。たとえば大手のハウスメーカーの工場見学では、見て聞いて触って五感を使って見学ができるのが売りとなり、家作りの参考になります。
ハウスメーカーごとに建築工法が違うのですべてが同じではありませんが、具体的には以下を見ることができます。各メーカーで違う建築工法の詳しい内部・モデルハウスや地震シミュレーター・環境、防犯対策・鉄骨構造・重量鉄骨構造・木造住宅など多くの建築構造を学べるハウスメーカーで使用する建築資材は驚きの強度と、精密さで高い品質を実現しています。
最新機械で部材を加工する工程を見学できる機会は、ハウスメーカーの工場見学以外では見ることができません。自然素材を使用した家を建てたいなどのこだわりがあるなら、特性がマッチしたハウスメーカーの工場を見学すると今後の参考になること間違いなしです。
また、どのようにして家を造っていくのか、どんな技術が使われているのか、ハウスメーカーはどんな部分にこだわりをもっているのかなどをうかがい知ることができ、家造りを身近に感じられるでしょう。
昼食やおやつを配られる工場見学も開催されているので、小さなお子様と一緒に遠足感覚で楽しめるのも魅力です。ゆくゆくは家を建てたいと考えているなら、休日のお出かけ先の選択肢として工場見学を取り入れてみてはいかがでしょうか。
ハウスメーカーの工場で作られる部材はさまざまな実験により、安全を確かめられています。実際に行われている実験は一例ですが「鉄球を落下させる外壁強度実験」「数メートル上からのユニット落下実験」「地震を再現して強度を確かめる耐震実験」「外壁に直接火を当てて耐火性能を確かめる外壁耐火実験」などがあります。
たとえばセキスイハイムでは、厳しい耐震基準のもとで耐震実験が行われています。東海地震クラスの地震を想定して行われる耐震実験では、阪神・淡路大震災の2倍以上の地震が何度繰り返されても構造に損傷がないことが証明されています。
実際の工場見学では「鉄骨ユニット落下実験」を見ることができます。これらの実験が行われているからこそ、快適で安全性の高い家を建てることができるのです。実験を見ておくことで、安心して住める家の基準も明確にできそうですね。
さらに、ハウスメーカーの実験は家ではできないダイナミックなものもあります。小さなお子さんはもちろんですが、大人でも楽しむことができて今後の家造りの参考になりますし安全性を再確認できます。
ハウスメーカーの工場では品質管理が徹底されています。数万点に及ぶ建築材料を使用して建てられる家は、発注ミスがないようにビス一本単位でコンピューター管理されています。そのため、家を建てた後も適切でしっかりとしたメンテナンスができますし、リフォームにも迅速で適切な対応ができます。
また、セキスイハイムの工場内では自動溶接ロボットが製造しているので、高強度・高品質なユニットを作ることができます。人力では無理な重量物を機械で移動したり、部材の加工はミリ単位で製造されていますので必然的に管理が徹底されます。
つまり、ハウスメーカーの工場で作られる建築資材、これらを使用して建てられる家はすべてにおいて高品質で安心して長く住み続けられるということです。安心を実際に見るのも、今後の家作りに必要な材料の一つになります。
ハウスメーカーの工場では安心・安全な家を建てるために徹底した品質管理のもと、さまざまな実験をとおして安全性が確かめられています。落下実験・耐震実験・耐火実験・強度実験など普段は見ることができないさまざまな実験を、身近に見て感じて触れることができるハウスメーカーの工場見学はこれから家を建てる人にとっては非常に参考になることばかりです。
駅からバスも用意されている工場見学も行われており、小さなお子さんを連れて遠足感覚でバスツアーとして楽しむのもいいですね。時間に余裕があるなら、いろいろなハウスメーカーの工場を見学すると違いがわかり比較しやすいです。
一つでも多くのハウスメーカー工場を見学するのがよい家を建てる方法ですし、時間をかけて勉強した方が失敗の少ない家を建てることができます。ぜひハウスメーカーが主催する工場見学に足を運んで、今後の家造りの参考にしてください。