仕上がりの美しさは「中塗り」が肝!外壁塗装の正しい塗り回数は?

公開日:2022/01/15  最終更新日:2022/01/31

外壁塗装を行う際、「中塗り」という作業があるのをご存知でしょうか?実は、この中塗りをしっかり施しているかどうかで仕上がりに大きな差が出てきてしまうほど重要な工程です。今回はその「中塗り」についての詳しい解説と、外壁塗装の正しい塗り回数、中塗りと外塗りで色は変えるべきなのかどうか等を解説します。

中塗りとは

そもそも中塗りとはどういったものなのでしょうか?それを理解するには、まず外壁塗装の全体的な工程を把握する必要があります。

外壁塗装は大きく分けて「下塗り」「中塗り」「上塗り」という風に3回の工程に分けられます。まず、塗装作業前に準備として足場を設置し、高圧洗浄によって壁に付着している汚れを完全に落とし、養生処理を施します。

そのあと最初に塗る作業が「下塗り」です。下塗りは外壁塗装における基礎ですので、後に続く中塗りや外塗りのためにも丁寧に行う必要があります。中・上塗りの塗料のメーカーによっては、下塗りの塗料を指定しているものもあり、そのことからも下塗りの重要性がよくわかりますよね。下塗りがいい加減では外壁塗装の仕上がりにまで影響してきます。

そして、次に登場するのが今回の主役である「中塗り」です。中塗りと上塗りは同じ塗料を使用するのが一般的です。そのため、中塗りは「1回目の上塗り」ともいい換えることができます。その後は仕上げの「上塗り(2回目の上塗り)」となります。

この3回目の塗りを行うことで外壁塗装は初めて完成します。つまり、外壁塗装の適切な塗り回数は「3回」です。1回目から3回目まですべて施すべき理由があるのにも関わらず、あえて2回で終わらせようとする業者は悪徳業者の可能性もあるため、注意する必要があります。

なぜ中塗りは外せない工程なのか

中塗りは外壁塗装には外せない重要な工程です。それはなぜなのでしょうか。最大の理由は、中塗りを省くと、仕上がりにムラが生じたり、耐久性にも影響が出てきたりするためです。

中塗りは下塗りの補強をすると同時に上塗りの補助ともなる、絶対に必要な工程です。いわば「縁の下の力持ち」である中塗りがあることで、美しい外壁が完成するのです。

中塗りを省こうとする業者は相手が素人なのをいいことに、下塗りと上塗りの2回だけで充分だと説明してくることがあります。外壁塗装を依頼する際には必ず工事工程表を作成してもらい、中塗りがその工程に入っているかどうか確認してみてください。

「中塗り」または「上塗り2回」という表記があればひとまず安心です。また、外壁塗装工事が始まってからも業者に任せきりにせず、現場に顔を出して自分の目で作業を確かめるようにしましょう。

中塗りと上塗りで色を変えるべき?

前述しましたが、基本的には中塗りと上塗りは同じ塗料を使って同じ色を塗ってもらうべきです。それには以下のような理由があります。

見た目

外壁は常に風雨に曝されています。そのため、どうしても年月が経つにつれ劣化してしまうことは避けられません。その際、中塗りと上塗りで色を変えていると、塗装が薄くなってきたり、部分的に剥がれてきたときに中塗りの色が見えてしまい、見た目が悪くなってしまいます。

中塗りと上塗りの色が同じであればパッと見ただけではわかりませんので、特別な理由がない限りは同じ色のほうがよいでしょう。

耐久性

外壁塗装に使用する塗料は、概ね中塗りと上塗りで同じ色を使うことを前提として製造されています。中塗りと上塗りで同じものを使用することで耐久性も増し、本来の能力を発揮できるのです。

費用

中塗りと上塗りで同じ塗料を使用する場合、中塗りで余った塗料も上塗りへ回すことができます。逆に違う塗料にする場合はそれができず、半端な塗料を無駄にしてしまうことになります。外壁塗装に使用する塗料の多くは缶単位のため、色を変えることで1缶分を余分に使わなければならないことになります。

ただし例外もある

中塗りと上塗りで色を変えてもらうことで生じるメリットもあります。それは、同じ色を使って塗ると中塗りをちゃんと施したかどうかがわかりにくいため、色を分けることで確実に中塗りをしたことを確認できるということです。

また、大きな家やマンションなど、面積が広い壁を複数の職人で塗装する場合は、同じ色だとどこまで塗りを施したのかがわかりにくくなってしまうので、区別しやすくするために違う色にしたほうがよいという場合もあります。

さらに、デザイン性の高い外壁塗装の場合は特殊なチップを含んだ塗料を使用することがあるので、あえて中塗りと上塗りの塗料を変える場合があります。

 

外壁はその建物の顔ともいえるものです。外壁塗装の質によって建物の印象自体も大きく変わってきます。また、外壁塗装は建物を守る役割も担っているため、いいかげんな業者に依頼すると暮らしにまで影響が出てしまいます。下塗り・中塗り・上塗りの計3回塗装を重ねる工程を採用している業者かどうかを確認することである程度見極めることができるため、ぜひ参考にしてくださいね。

おすすめ関連記事

SEARCH

新着記事

雨漏りは家で快適に過ごせなくなるだけでなく、放っておけば水分によって家の土台に使われている木材の腐食が進み、非常に危険な状態になります。そのため、雨漏り対策はきちんと行う必要があります。ここ
続きを読む
外壁塗装は、家を守るためにも定期的に行わなければなりません。しかし、悪質な業者と誤って契約してしまわないよう、注意が必要です。本記事では、悪質な業者の特徴とトラブル事例を紹介し、そのうえでト
続きを読む
外壁塗装は、長く家に住むために必要なメンテナンスです。しかし、どのくらいのタイミングで塗装を塗りなおしたらよいのか、お悩みの方もいるのではないでしょうか?今回は、外壁の塗りなおしのタイミング
続きを読む