• 平屋は高い?2階建てとの比較情報や坪単価の相場を調査!

  • 公開日:2023/02/15


戸建住宅といえば2階建ての家をイメージしますが、昨今平屋の家が人気を集めています。日本の家屋は古くから平屋であり、何世代も一緒に暮らしていました。それがいつしか2階建てにして個室を増やしていきました。しかし、現代ではまた平屋が注目され人気を得ています。今回は、平屋と2階建てを比較して価格相場などを見ていきましょう。

平屋の平均坪単価はいくらなのか

平屋を建てる場合、費用はどれ位かかるのか坪単価を見ていきましょう。木造建築の場合の平均坪単価は40万~60万円程度となっており、ほかの材質や素材、設備、デザイン、エリア、ハウスメーカーによって80万円を超えることもあります。坪数を考えるときは1人に対して8~10坪程度といわれています。30坪で考えてみると、1,900万~2,000万円かかるということになります。

部屋数・坪数別の坪単価相場

部屋数・建築面積の坪数別の坪単価相場を見てみると「1LDK(18~20坪):40万~60万円」「2LDK(22~25坪):40万~60万円」「3LDK(27~30坪):50万~70万円」「4LDK(30~33坪):50万~70万円」「4LDK(27~30坪):50万~70万円」となります。

ハウスメーカーの種類別の坪単価相場

また、依頼するハウスメーカーによっても坪単価は異なり「ローコストハウスメーカー:22万~55万円」「中堅ハウスメーカー:45万~95万円」「大手ハウスメーカー:55万~150万円」のようになっています。

このように平屋の坪単価は、さまざまな要因に影響されて変動します。

2階建てと比べたら高いのか比較!

平屋を建てる場合は、2階建てより安価で建てられるという考えを持っている人が多いです。平屋というイメージからなのでしょうが、平屋のほうが高くなる傾向にあります。それではその要因を見ていきましょう。

延床面積が小さい

平屋は2階建てよりも延床面積が小さいです。坪単価は建築費用からこの延床面積を割って算出するため、延床面積が小さいと坪単価は高くなります。2階建てはフロアを増やすことで延床面積を増やすことができますが、平屋はワンフロアで完結するので延床面積を広げにくいです。

基礎面積が大きい

平屋はすべての生活空間をワンフロアの中に含めるので、2階建てよりも基礎面積が大きくなります。基礎面積が大きいと、どうしても高額になってしまいます。

屋根と壁の面積が大きい

平屋は屋根と壁の面積も広いため、基礎工事と同じように費用は高くなります。屋根と壁の種類によって費用に差はでてきます。このように平屋は2階建てよりも高いということになりますが、建築費を合わせたトータルの費用では、平屋のほうがコストは抑えられることが多いです。同じ広さの土地に家を建てた場合、2階建てのほうが大きくなるため材料費も嵩みます。

平屋であれば、階段や2階の空調設備、ベランダなどの設備工事は必要ありません。その分コストが抑えられ節約できるということになります。使用する材料や設備、構造などにも関係してきますが、平屋のほうが建築費を抑えられる可能性は高いです。メンテナンスにおいても、平屋は足場を組む必要がなくコストダウンできます。

平屋の坪単価を抑えることはできる?

それでは、平屋の坪単価を抑えるにはどうすればよいのでしょうか?

木材の種類を安価なものにする

木材のグレードを下げることで、平屋の坪単価を抑えることは可能です。よく使われる杉材を使用すれば50万円程度で、高品質なヒノキ材を使えば100万円を超えてしまいます。木材の種類によって坪単価は大きく変動します。自治体によっては、地元の木材を使うことで助成金を交付している場合があります。

デザインや間取り、設備をシンプルにする

住宅のデザインや間取りを複雑にすると、必然的に坪単価はアップします。部屋数が多ければ材料も増え、工期も伸びて余計に人件費が掛かります。間取りやデザインはできるだけシンプルにし、坪単価を抑えるようにしましょう。

住宅の機能は必要なものだけにする

平屋に限らず家を建てるときは、なるべく機能を充実させたいと思う人は多いはずです。高機能住宅や床暖房設備、太陽光発電設備などを追加すると費用も坪単価もアップします。

建築実績が豊富なハウスメーカーを選ぶ

ハウスメーカーを選ぶときは、平屋の建築実績が豊富なメーカーを選ぶようにしましょう。実績が少ない場合、資材が割高になったりするので注意が必要です。

このように平屋の坪単価を抑える方法はいろいろあり、自分に適した方法でコストダウンさせましょう。

まとめ

平屋は若い人から年配まで幅広く人気があり、ゆったりとした空間に憧れる人が少なくありません。とくに老後の生活には適しており、つらくなる階段の上り下りがないのも平屋の魅力です。平屋の坪単価は2階建ての坪単価よりも安価であると思いがちですが、ご紹介したように、平屋の基礎工事や屋根などの費用は高くなります。ただ建築総費用を考えると、2階がない分費用は抑えられる傾向にあります。そしてデザインや間取り、設備をシンプルにすることでも坪単価は抑えられます。平屋建築の実績が豊富なハウスメーカーを選ぶことも大事なポイントになります。

おすすめ関連記事

注文住宅関連コラム

投稿記事一覧