公開日:2021/10/15
マイホームの引き渡しは、期待と喜びで胸がいっぱいになる最高の瞬間です。何度も打ち合わせを重ねて一生懸命に取り組んでくれた営業マンに何かお礼をしたいと感じる人は多いはず。しかし、実際にお礼品を用意するとなると、どんなものがいいのか迷ってしまいますよね。今回は、おすすめのお礼品や渡すタイミングについても解説します。
マイホームが完成し、担当してくれた営業マンにお礼の品を渡す場合、どのようなものを用意するのがよいのでしょうか?営業マンによって好みがあるとは思いますが、一般的にお礼品として贈られることが多いおすすめの品を5つ紹介します。
マイホームの引き渡しに限らず、お礼の品として菓子折りを渡す人は多いでしょう。値段も手頃で高価すぎないため、もらう側も受け取りやすいですね。
また、引き渡しの際には多くのスタッフが立ち会うことになるので、営業マンだけにお礼の品を渡すのはなんとなく気まずいという人も、個包装タイプのお菓子を選べば「皆さまでお召し上がりください」とスマートに渡すことができます。
お酒好きな営業マンであれば、お酒のプレゼントはとても嬉しいはずです。雑談の中で好きなお酒をリサーチできるといいですね。地元ならではの、ちょっとしたおつまみなどを添えるのも素敵です!
デパートや百貨店で使えるギフトカード、ビール券などの商品券もお礼の品の定番です。ギフトカードであれば自分の好きなものを購入できるのが嬉しいですよね。使える場所や有効期限に注意して、金額は数千円程度がよいでしょう。
仕事中に使えるビジネスグッズもおすすめの品の1つです。打ち合わせなどで営業マンの身の回りのビジネスグッズを目にする機会は多いため、なんとなくの好みは把握できるかと思いますが、ブランド物や、デザインで好みがわかれるアイテムは避けるのが無難です。ボールペンなどの筆記具や、女性であればハンドクリームなどもおすすめです。
営業マンにとって最も嬉しいプレゼントは、お客様からの感謝の言葉や手紙です。これまで共に家づくりに取り組んできたお客様が完成したマイホームを見て、喜んでくれる姿や感謝してくれる瞬間は、「営業をやっていてよかった」と思わせてくれます。面と向かって感謝の言葉をもらえるのももちろん嬉しいですが、形に残る手紙もまた特別なものです。お菓子など、他のプレゼントに添えて渡すのもよいですね。
お礼の品を渡すタイミングは、引き渡しの終盤がよいでしょう。初めは住宅の設備説明や保証内容の確認など業務的な話がたくさんあるうえ、序盤に渡してしまうと営業マンが置き場所に困ってしまうことも。引き渡しの一連の流れが終わった頃に、お礼の言葉と共に渡すようにしましょう。
その場にいるスタッフ全員にお菓子などを渡す場合には、引き渡しの最中でスタッフが集まっているタイミングを見計らって渡したり、営業マンだけにお礼の品を渡す場合は、解散になってからこっそり呼び止めたりしてもよいですね。タイミングにそこまで気を遣う必要はないため、当日の流れや雰囲気を見て渡してみてください。
ハウスメーカーへの返礼品としてもっともベストなのは、「菓子折り」です。返礼品としてよく挙げられるのは、商品券や現金など自由度の高い品物ですが、スタッフさんからすると受け取りづらいという意見を多く見かけました。ハウスメーカーにとって最もうれしいのは、施工を行ったお客さんの笑顔を見ることです。
スタッフさんは高価な品物を受け取るために取り組んでいるわけではありません。そのため、菓子折りがお礼を伝えてささいな気持ちとして贈るベストな品物といえます。菓子折りを送る際には、2,000~5,000円ほどのものを贈るようにしましょう。あまりに高額なものだとかえって気を遣わせてしまうためNGです。
しかし、どうしてもお礼を形にして伝えたいという場合もあるでしょう。そんな方は、手紙を書くことをおすすめします。手紙であれば、金銭的に気を遣うことなく素直な気持ちだけを受け取れるからです。お世話になったハウスメーカーのスタッフさんへ感謝の気持ちを伝えたい方は、手紙を渡すとよいでしょう。
先ほどはハウスメーカーへの返礼品について紹介しました。スタッフさんにとって最もうれしかったのは、「お礼の言葉と手紙を受け取ったとき」だそうです。しかし、どのように書けばよいのかわからない方もいるのではないでしょうか?そんな方のために、こちらでは2つの形式に分けた手紙の書き方を紹介していきます。
○○(スタッフの名前)様へ
すっかり寒くなってきました。(季節の言葉)
○○様は日々お忙しい中、ご活躍のことと存じます。
先日は、私どものためにご尽力頂き誠にありがとうございました。
○○様のおかげで、家族一同快適に過ごすことができております。今後とも、末永くお付き合い頂きますよう、よろしくお願いいたします。
→この文章は比較的格式ばった形式になっています。さらに丁寧な表現にしたい方は、文末に相手の健康や幸せを願う文章を入れるとよいでしょう。
○○(スタッフの名前)さんへ
先日は私たちのために素晴らしい家をつくっていただき、ありがとうございました。
○○さんのおかげで、楽しい新居生活を過ごしています。初めてのマイホームで不安なこともありましたが、満足のいくマイホームになりました。
これからも、末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。○○さんの今後のご活躍を期待しております。
→この文章は、先ほどより少しくだけた表現の文章となっています。自分だけのエピソードを混ぜると、より感謝の気持ちを伝えられるのがポイントです。
メーカーさんにお礼を上げる相場は、2,000~5,000円ほどにしておきましょう。お礼を渡す目的は、感謝の気持ちを伝えることです。
お礼をする場合には、相手に負担をかけないようにしましょう。高額な贈り物だとかえって相手に気を遣わせてしまいます。お礼の品物はあくまでささいな気持ちであることを忘れないでください。
実際に営業マンにお礼の品を渡している人は、全体の30〜40%ほどです。中にはお礼を受け取らないという決まりになっているハウスメーカーもあるため、それとなく確認しておくとよいでしょう。
また、あまり高価なものを渡してしまうと「お返しとして新築祝いの品を準備しなくては」と感じる営業マンもいるようです。お礼の品を渡す場合は、気を遣わせてしまうことがないよう「ほんの気持ち」程度のものを用意しましょう。
これまでお礼の品について紹介してきましたが、営業マンが一番嬉しいのはお客様の喜ぶ姿を見られることです。一生懸命作り上げたマイホームに満足してもらえることで「頑張ってよかった」と感じるうえ、次の仕事への活力にもなるでしょう。お礼の品はなくてもよいので、感謝の気持ちは必ず伝えるようにしましょう。
また、そのハウスメーカーや営業マンのよさを周りに話すことで、家づくりを検討している人への紹介につながることもあります。紹介は営業マンにとって最も嬉しい評価であり、一番の恩返しとなります。「何かお礼を」と考えている人は、周りへの紹介に力を入れてもよいですね。
今回はおすすめのお礼品を5つ紹介しましたが、営業マンにとってはお礼品そのものよりも、お客様の「気持ち」が嬉しいものです。担当してもらった営業マンとは、マイホームの引き渡し後もメンテナンス等で長いお付き合いとなります。今後もよい関係でいられるように、お礼品を渡す場合もそうでない場合も感謝の気持ちをしっかり伝えられるとよいですね。